『DUNE/デューン 砂の惑星』を観た感想

いろいろと気が散ってしまうので、この映画はできる限りデカいスクリーンで観た方が良い。

理由は4点あります。後ほど明記します。

【本記事は以下ネタバレを含みます。ネタバレを避けたい方はお手持ちの端末を今すぐ粉砕機に放り込んで頂ければ回避することが可能です】


『DUNE/デューン 砂の惑星』を観てきました。

エキスポシティのデカIMAXにて

私はSF小説には疎く、もとより原作を読んだことがないのですが、物語の複雑さゆえに映像化が困難と言われている作品とのこと。

SF映画は大好きで今作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の過去のSF作品、『メッセージ』ブレードランナー2049』は観ていました。

さらに上記に書いた3作とも音楽制作はハンス・ジマー氏。

お二人が一緒に仕事した作品。その画と音の組み合わせを全身で浴びては歓喜に震えていました。

また、あの歓喜を味わえるのか。それを思うだけで最高が心に押し寄せてきます。


まずは、あらすじをざっくりと。

砂に覆われ巨大な虫が支配する荒涼の惑星アラキス、通称デューンを舞台に、宇宙を支配する力を持つメランジと呼ばれるスパイスを巡る争いと、救世主一族の革命と世界の混迷を軸にした壮大なドラマが展開される。

wikipedia デューン(小説)より抜粋

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』日本版本予告


もうめっちゃ未来。

西暦10000年以上経った未来。想像も出来なさすぎるほどの未来。

未来すぎて、知的生命体たちが、過去に懲りず“また”シバきあいの戦争してるし、帝国主義になってるし、どういうことよ?(少し調べましたが、この世界では「ラッダイト運動」みたいなものの影響でコンピューターやAIがなくなった後だからだそうです)

技術・科学の発達で惑星間の移動が可能になったからか、宇宙全体の知的生命体たちでの縄張り・資本の奪い合い戦争に陥ってしまっているのだと考えられます。

ということで、未来の話っていう観点もあるけど、別次元、異次元のファンタジーとして見た方がスッと入ってくると思います。


できるかぎりバカでかいスクリーンで見た方がいい理由

4点、サクッと箇条書きでまとめました。

  1. 画力が凄すぎるシーンが盛り沢山
  2. 音楽もデカイ会場の方が良い
  3. 美男美女を最大に堪能
  4. 映画好きには見覚えのある俳優さんが多数出演

以上、この4点です。

それぞれ詳しく書いていきましょう。

画力が凄すぎるシーンが盛り沢山

当たり前かもしれませんが、あえてここは書かせていただきます。特に『メッセージ』ブレードランナー2049』を観た方は何となくお分かりでしょう。

めくるめく話が展開していく中で「何が動力になって動いているのかよく分からんけど美しくシンプルなバカでかいデザインの乗り物」が出てきたり、美しいセット・美術の連続、美しい宇宙・惑星の風景などがわんさか出てきます。

映画:メッセージ
映画:ブレードランナー2049
映画:ブレードランナー2049

そりゃあもう、デカいスクリーンで味わった方が良いに決まってます。しかもIMAXデジタルカメラで撮影されたシーンも盛り沢山なので、是非IMAXのスクリーンで見た方が、目からご馳走をしっかりと味わえると思います。

音楽もデカイ会場の方がいい

音楽はハンス・ジマー氏が制作。上記でも触れた画の力に負けない、というか世界観にマッチしまくったスケールの大きな音の世界観。

圧倒的な画力、音力を浴びると日常を忘れます。画も音もデカければデカい方が非日常に心を持っていかれることでしょう。

今作は文化人類学的な側面も描かれているので、「どこかの民族」を彷彿とさせる音作りは流石で凄いなぁと感動しました。

美男美女を最大に堪能

劇場内でもチラホラとファンっぽい方々が見受けられましたが、今作の主人公であるポール・アトレイデスを演じるティモシー・シャラメの絵に描いたような美男っぷりはもちろん、その母役のレベッカ・ファーガソンのクールな美しさ、そしてゼンデイヤのキュートな美しさ。

さまざまなタイプの美しさ無双”を浴びせ続けられます。ボーッと見惚れていると話が全く入ってこなくなります。上記の俳優さん達のファンは、見惚れてしまうことが間違いないため、ストーリーを追うためにおかわり鑑賞が必要になると思われます。

デカいIMAXのスクリーンで大きく引き伸ばしても耐えうる美しさ。ぜひ堪能された方が良いかと。

映画好きには見覚えのある俳優さんが多数出演

この最後の項目が私が一番「大きなスクリーンで観た方が良い」という気持ちになった点です。

邦画、ミニシアター系の映画を好まれている方は、あまり気にしなくても良いかと思います。

ですが、今作のような“お金かかってそうなハリウッド映画”が好きで良く観てる方は気をつけた方が良いかもしれません。見覚えのある俳優さんたちが多数出てきます。

彼らが過去に出演されていたキャラクターたちのイメージが強すぎて、ストーリーが入ってこなくなるので、出来るだけ迫力のあるデカいスクリーンで観た方が気が散らずに済むと思います。(正確には気が散りそうになったところを迫力が戻してくれます)

観てたらですね、もうね、よく見かける顔ぶれすぎて、「この人、熟したプラムを指でイジりそうだな…」とか、「いまにも歌い出して空中ブランコに乗りそうなMJ…」とか、「アクアマンじゃん…」とか、「トム・クルーズが助けに来そう…」とか、「ストーンヘンジで全裸になってたくせに…」とか、「家畜銃を愛用するサイコパスじゃん…」「指パッチンしたらこの戦争すぐ終わるじゃん…」とか、「カラフルな水玉爆弾をぶち撒けそう…」とか、「筋トレしながら秘境でAIロボット開発してそう…」とか、「筋肉バカの根は良いやつの目をしてるから悪者に見えない」などなど、気が散って仕方なくなります。

でも大丈夫、大きなスクリーンがすぐに、DUNEの世界に連れ戻してくれるでしょう。そのはずです。

以上、デカいスクリーンで観た方が良い4つの理由でした。

感想としてはですね、早くパート2が観たい。以上です。

お読みいただきありがとうございました。

原作もしっかり読んでみたくなりました。

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